2013年6月18日火曜日

Q熱

どーも、やのっちです。
昨日の投稿を自分で読み返して、我ながらハイテンションすぎて恥ずかしくなりました。
すみません、忘れてください。

本日はかにまる勉強会でした。
1年目の某くんがQ熱の発表をしてくれました。

最重要ポイントは以下の通りです。
(やのっちの高校の数学の先生にはT大卒の名物変人先生がいて、「今日の講義をまとめると、これが最重要(緑ペンで囲む)で…、あ、これも最重要で(緑ペンで囲む)、あとこれは本当に最重要で(緑ペンでぐるぐる囲む)…。あー、今日のは全部最重要!」という名言を残しました。最重要の「最」ってなんだーーー!!そして本当じゃない最重要って一体…)

・Q熱というのは、コクシエラという病原体が起こす感染症。
(ちなみにコクシエラが何者かという話はいろいろな変遷をたどっており、ウイルス→リケッチア→結局今は 細菌の一種(レジオネラ目・コクシエラ科・コクシエラ属)とされているらしい)
・急性Q熱は、肺炎か肝炎をメインとし、発熱・頭痛・倦怠感・筋肉痛・髄膜炎・髄膜脳炎・眼神経炎(「がんしんけい」を変換すると「顔真卿」が出てきてちょっと感動。すごいぞ、Google変換!)などを伴うことがあります。
・急性Q熱は、猫・牛などの動物の胎盤などから感染することがあり、お産後の猫がずりずりしたところをタオルで拭っただけでは感染を防げなかったという報告もあるそう(又聞きの又聞きですが)。
・急性Q熱は潜伏期2週間で、発症2週間で自然治癒することが多い。
・慢性Q熱もある。症状が非特異的。心内膜炎が多い。予後不良。

・マクロライド、テトラサイクリン、クロラムフェニコール、ST合剤などが治療薬となる。
・実はanti Jo-1, anti SS-A, anti DNA, anti SM, antinuclearなど各種抗体が陽性になることがあり、膠原病のmimickerである。

ということで、実は診断されていないだけで以外と身近にいるのでは?と思わせるひとときでした。

お疲れさまでした。
かにまる、もっと参加者増えるといいな〜

3 件のコメント:

  1. はじめまして(*´∀`)ノ

    貴重な(笑)Q熱患者のアイシーンと申します。

    やのっち先生のブログ、おもしろいですね!
    若い先生方が、Q熱に興味をお持ちいただいて、とても嬉しいです。

    前回のブログ、かなり面白かったですよ~!

    私の答えは選択肢になくて、「毛布は、もうふっとばないの?」ですね(爆)

    古い記事へのコメント、すみませんヽ(・ω・`)

    もしよかったら、私のサイトにも遊びにきてください!

    毎日暑いので、ご自愛くださいませ(*^_^*)

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    1. アイシーンさん、コメントありがとうございます!
      (こちらこそ返信遅くなってしまって失礼しました。)
      Q熱の患者さんなんですね!! 貴重です、貴重。お話しできて光栄です(笑)。

      もうふっとばないの〜〜〜(爆)、黒帯差し上げます(笑)。
      今後ともよろしくお願いいたします。

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  2. 返信ありがとうございます!

    そうなんです。貴重(笑)なんです。
    患者の会を作ろうにも、Q熱と診断された患者が少ないんです(笑)
    潜在的にはたくさんいらっしゃるのだろうなぁ…と思うのですが、検査に至るまでの障壁がありますし、熟練を要する検査、診断の難しさから、国も及び腰のようです。(泣)

    子供たちは確実に陽性ですが、私と飼いネコについては、間接蛍光抗体法で陽性になったのですが、別の大学で他の検査法も用いて精査したところ、陰性と断定されました。

    う~ん、どこでもらって来たのでしょう・・・

    私のサイトを見に来てくださって、ありがとうございました!
    掲示板にコメまでいただいて、半泣き状態になりましたよ(笑)

    こちらこそ、よろしくお願いいたします。

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