2013年6月19日水曜日

中華とTMAO

どーも、やのっちです。

東北地方なる福島は梅雨入りも遅いのですね。(梅雨入り=5月のイメージを持った中国地方の人の発想)
僕はてっきり空梅雨で夏に突入したものとばかり思っていました。

そんな暑いじめじめした時期に、指導医の先生方と3人で中華料理を食べにいきました。
三角広場の近くのお店です(ローカルトーク 笑)。
中華ではウー・ウェンと吉岡勝美(のレシピ本)を偏愛するやのっち(特に、ウー・ウェンの本の餃子はすばらしいです)ですが、お店に食べにいくのは久しぶりで、うきうきしながら食べにいきました。
特別出来がよいとは言えないし、特別愛想がよい訳でもないやのっちでも、こうして上の先生にかわいがっていただけることが多い福島医大の特性(?)を存分に生かして、産婦人科に限らず、医大の研修医人生を謳歌しております。わーい!

今日のお店は気取らない雰囲気でおいしくて辛味のパンチが効いていておいしかったです。特においしかったのは黒酢豚(最初「クロス豚」に聞こえた)と牛すじ鍋でした。
また行きたい!

中華といえば油、油と言えばコレステロール、コレステロールと言えば冠動脈の粥状硬化ですね(?)♪

コレステロールが悪者にされてきましたが、4月のNature medicineでカルニチンがその代謝に深く関連されている的なことを書いてありました。
消化管内の微生物が赤身の肉などに含まれるカルニチンを代謝してTMAOなる物質を作ります。
そして血中TMAO濃度が高いと、心血管イベントや脳卒中のおこる頻度が増える可能性が指摘されています。

もっとも、サプリメントのカルニチンがただちに有害であることを示す内容ではないよう(挿管しないでください)です。(もちろん薦める内容でもありませんが)

長期間の食生活の変化によって腸管内の細菌叢が変化して、TMAOを産生する菌が増えたり減ったりするという点が面白いなーと感じました。
食べ物が腸管から吸収される前、腸内細菌の培養液として腸管を通過するプロセスというのは複雑であることが予想されます。
ある意味で、人間はその腸管内細菌たちにとっては洪水・飢饉・飽食・温度などを気まぐれに運命づける超越的な存在な訳で…、でもその細菌たちがいないと生きていけなかったりするなんて何だか不思議な感じです。

まとまらないけど、眠くなってしまったので終わります。
ではまた〜

0 件のコメント:

コメントを投稿