どーも、やのっちです。
小学生時代にもやもやした思い出を一つ。
小数の勉強をしたときに、小数の読み方という問題がありました。
「「4.31」は何と読むでしょう」みたいな。
「.」を「てん」と読むということと、「0.365」を「れいてんさんびゃくろくじゅうご」と読まないみたいなことの2点が理解できているかというのが、出題の主眼だと思うのですが、実はこの問題はもっと奥が深いんです。
「1.3」や「8.3」のようなときの「1」が「いっ」、「8」が「はっ」という読み方を許容するというのはそれでいいのですが、「2.3」「5.3」の「にい」や「ごお」は通常の読み方では出てきません(つまり「いっ」は「一」の訓読みの一つだけど、「にい」は「二」という漢字の読みではないのです、たぶん。)
さらに考えていくと、「0.2」は「れいてんに」と「2」を「に」と読んでいますが、「0.23」になると、「れいてんにいさん」と「にい」と読みます。
「0.02」は「れいてんれいにい」とやはり「にい」
「0.002」は「れいてんれいれいに」と今度は「に」
「0.0002」は「れいてんれいれいれいにい」と「にい」
「0.00002」は「れいてんれいれいれいれいに」と「に」
つまり、小数点以下何桁目に「2」(あるいは「5」)が現れるかで「に」なのか「にい」とのばすのかが決まります。これは桁数が増えてきたときに桁数がわかることがあって合理的といえば合理的ですが…ちょっと微妙です。(「2.22222」は「にいてんにいにいにいにいに」で「に」終わりなので小数点以下が奇数桁あることが、「2.222222」は「にいてんにいにいにいにいにいにい」は「にい」終わりなので小数点以下が偶数桁であることが(一つ一つ数えなくても)わかります。でも所詮最後の桁が「2」か「5」のときしかわからないので微妙です。)
以上は小学3年生で小数の読み方についてのテストがあったときに思ったことですが(ちなみに僕の学校では「0.22」は「れいてんにに」と書くやくそくになっていたので、テストではその方式で望むべきか自分が正しいと思う読み方を貫くか、という問題で内心どきどきしていたのですが、結局「2」や「5」がらみを回避した設問になっていたので、「しょうもないポイントでつまずく生徒がいないように配慮してくださってるんだなー」と思ってありがたかったのを覚えています。)(新かな遣いにも「れい」は「レー(レエ)」と発音するとか「わたしは」は「ワタシワ」と発音するとか、旧仮名遣いの名残というか発音と表記が一対一で対応しない部分があるので「に」と書いて「ニイ」と読むくらいの揺れは許容する立場も十分にあり得ると思いますし。)
ま、今にして思えば、小数点以下の読み方が「0.3698…」「れいてん さん(上がるアクセント) ろく(下がるアクセント) きゅう(上がる) はち(下がる)…」みたいに上昇下降、上昇下降、…みたいに2桁ずつ山を描くようなアクセントで読まれていくので、上がるにしろ下がるにしろ2音節必要だから「2」が「にい」になるのは当たり前といえば当たり前なのですが、当時はそれが不思議でしょうがありませんでした。(恥ずかしがらずに先生に訊けよ!っていう話ですね、卑屈な子でした。)小数点以下の「4」を「し」ではなく「よん」と、「9」を「く」ではなく「きゅう」と読むのも同様ですねー(まあ、「し」「く」の読み方が現代ではレアなのでアレですが)、これも当時は気づきませんでした。
(何で今になってこの問題を思い出したかというと、長崎大学病院のエレベーターのベルに2種類「ポンピーン(上がる)」と「ピンポーン(下がる)」の2パターンあって、それぞれ上に行く場合と下に行く場合に対応していたことに気づいたとき(一昨日)に、ふとこの問題を思い出したからです(あんまり理由になってないか…)。)
話の枕が長くて(長すぎて)アレですが、最近、眼底鏡(直像鏡)で眼底が見えるようになりました!!学生のころは「何となく白っぽいのが見えた気がする…。」というレベルで終わらせていたけど、きちんと指導医の先生(優しい!)教わってやり方がわかったので、今後どんどん練習してぱっと静脈の拍動があるかどうか見れるレベルに到達したいです。
(うーん、ちゃんとつながってない感じがするので明示すると、今回は「学生時代に積み残した課題が最近解決してすっきりした」つながりで、医学に関係ないネタと医学ネタ、という構造でしたー。)
ではまたー。
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